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(個人的)ラスト・サマー・フェスティバル

 投稿者:英 浩史メール  投稿日:2005年 9月 2日(金)13時22分2秒
  通報 編集済
  ・・・いや、まあ「映画の日」に夏も冬もないんですが、一連の流れということで。

どうもです。

 関西から帰ってきて、宅配便で送った荷物がこちらの指定日時からズレたりして(一応仕事もあったし)、
バタバタしてましたが、昨日は休みだった(というか取った)ので、また行ってきました。

■容疑者 室井慎次 △
 『踊る大捜査線』外伝の第二弾で、タイトル通り、室井慎次(柳葉敏郎)が容疑者として拘束されるところ
から始まるストーリー。基本的にコメディ部分はほとんどなく、室井の重い過去が明らかになるなど、
全編シリアスに展開していきます。とはいえ、スリーアミーゴズもちゃんと(笑)出てきて、空気読めてなくて
オタオタする場面もあったり、本人たちは顔を出しませんが湾岸署の面々の話題が出てきたり、新城(筧利夫)
や沖田(真矢みき)が室井を助けるため(?)あちこち奔走したりします。特に『踊る2』では警察官僚トップの
権限を室井に委譲するための前振りというか踏み台にされる役になっていて、かなりヘタレ臭かった沖田が
ちゃんと有能でした(笑)。
 法の陥穽にはめられる形で“捜査上のいき過ぎ”を指摘されて逮捕される訳ですが、そんなことしてたら
警察が機能しないだろうってレベルの「言いがかり」だし、警視庁と警察庁の間の“政争”の道具にされるし、
そもそも問題になった事件の発端というか“真犯人”の動機が「う~む(苦笑)」だし。そろそろ普通の人間が
犯人やってる話でもいいんじゃないかと思うんですが、それやったら『踊る・・・』じゃなくなるかも知れない
し、いい意味でも悪い意味でもシリーズ独自の文法には沿っているかと。少なくとも、過去の作品との明らか
な矛盾があるとか、世界観を壊すようなものではなかったと思います。
 ただ、室井を(法的に)追い詰める役が、前半は東京地検検事(佐野史郎)、後半が件の事件で被疑者だった男
の関係者に就いた弁護士・灰島(八嶋智人)に分かれてしまっていて、分裂した分キャラが弱い気も。それを補完
するように(?)性格を極端にしていて「こんな人間いるのか?」とか思ってしまいます。
 それから、室井に就いた担当弁護士(田中麗奈)が、いくら新米とはいえ、もう少し弁護士らしくならない
ものかと。灰島との対決でも、ほとんど言い返すことができなくて、唯一言い返したのも灰島が口を滑らせて
自滅したのがきっかけだし、それも以前灰島サイドからかけられた“脅し”の意趣返しでしかないし、結局
室井を助けたのは沖田や新城だったし。ただ、室井のトラウマを多少なりとも軽くすることだけは出来たよう
ではありますが。
 あと「今日警察を辞めてきた」と言ったその口で、捜査の続行を捜査本部長として命令することは、問題
ないんでしょうか? 正式に辞表が受理されてはいないからアリなのか?

 こういう外伝は好きですし、シリアスな『踊る・・・』も大歓迎なんですが、今回のに関してはちょっと・・・な
感じでした。個人的に順列をつけるなら、

踊る1>>交渉人>>容疑者>>踊る2

ってところでしょうか。

■鋼の錬金術師 シャンバラを征く者 △
 TV版の最終回で、エルリック兄弟が現実世界と錬金術世界に別れてしまってからから2年ほど経った
ストーリー。錬金術世界を「シャンバラ」と呼び、そこへ通ずる途を探すトゥーレ協会の陰謀に巻き込まれる
エドとその周りの人々、さらにそれを取り巻く、ナチ台頭直前のドイツが描かれてます。
 全体の雰囲気は『鋼・・・』らしく暗くて重いですが、ストーリーの方はかなりグダグダな気が・・・(苦笑)。
エッカルトの行動原理が前半と後半で全く違う(側近にも隠して、というものでも少しぐらいは臭わせるとか
前振りが必要かと)し、現実世界と錬金術世界を結ぶ門を通り抜けるためにはロケット技術が必要、というのも
よく判らん理屈だし、アルの“逆・引田天功”もあまりにも唐突だし。
 結果としてエルリック兄弟は自分たちの望みを叶えることにはなるんですが、それはあくまでも2人だけの
望みであって、他の回りの人はどうでもいいのか、と思えて、これがTV版の完結編だとするなら、かなり
台無しになっているような気がします。
 ところでエッカルトって、ナチ結党に関与した詩人かなにかで、とにかく男だったと思うんですが、何で
女になってるんでしょ? 現実世界と錬金術世界で対になっている人間同士が、立場や性別が変わっている
場合はあるかも知れないですが・・・。

■スターウォーズ エピソード3 シスの復讐 ○
 ストーリーの方はもう最大のネタバレがオフィシャルでされている訳で(笑)、そこへ至る経緯が今回の
「売り」ということでしょうかね。アナキンがパルパティーンやヨーダですら凌駕する力を手にする資質を
持ちながら、ダース・ベイダーとなってパルパティーンの走狗に堕ちてしまった原因とか。暗黒面に堕ちる
だけではそうはならない(むしろ暗黒面を知ることによってヨーダたちを超える)訳ですから。
 アナキンやパドメ、生き残ったジェダイたちにとっては悲劇でしかない今作ですが、長い銀河の歴史の中
では、この時点ではシス側に傾くことが「フォースのバランスを整える」ことになるのかも知れなくて、
そういう意味では予言は間違ってなかったかもしれないし、エピソード4へ繋がる希望を含ませたラスト
ではありました。あらためてエピソード4以降を観返したくなったし、どうせなら7以降も観てみたい気にも
なりました。監督自身が作らないと宣言している訳だし、顔が出ないチューバッカやR2-D2の中の人
のような訳にはいかないですから、当時、ルークやレイア姫を演じた人たちを呼んでくる訳にもいかない
でしょうが。
 ただ、チャンバラがちょっとヘタレなのが難点といえば難点か。特にウインドゥと対決するパルパティーン
の殺陣が、肩に力が入り過ぎてるし形相は必死だしで、ウインドゥの方が軽くいなしてるようにさえ見えて
しまっています(笑)。まあ勝負自体はウインドゥが勝つんですが、この後の対ヨーダの時との余裕の違いが
ちょっと不自然ではありました。
 エンドロールを観ていて気づいたんですが、ユアン=マクレガーの方がヘイデン=クリステンセンより先に
クレジットされてるんですね。ということは今作の主人公はオビ=ワンなのか? 前二作ではどうなって
ましたっけ? まあ、エピソードⅠにはヘイデン=クリステンセンは出てませんが。
 別にそれらを確認するためではないですが、DVDを買ってしまおうかなと思ってます。この際だから、
おそらく発売されるであろうⅠ~Ⅲセットと合わせて、Ⅳ~Ⅵセットも一緒に。

■亡国のイージス ◎
 福井晴敏三部作(笑)の三作目。自衛隊のイージス艦が某国工作員によって占拠され、さらに米軍から奪取
した化学兵器が持ち込まれ、東京を危機に陥れる。
 前二作がかなり重要な、物語の根幹に係わる部分で「え~~~?」と感じてしまう描写や設定があったため、
あまり面白いと思えなかったんですが、これはとても面白く観ることができました。なんせ、入場前に売店で
買ったミルクティーに手をつけることを忘れるくらいに(笑)。エンドロールが始まった頃にようやく
思い出して、すっかり温くなった「ミルクティーの水割り」を飲む羽目に陥りました。
 福井氏の作品は膨大な文章量を映画の尺の中に収めるために省略せざるを得ない部分が多々あり、どうしても
説明不足だったり展開が唐突(もしくは強引)だったりするんですが、今回はそれもほとんどなかったです。
唯一、女性工作員(チェ・ミンソ)がよく判らないぐらいで、パンフレット見るまで彼女が過去の事故か何かで
声を失っているとは思いませんでした。工作員部隊のリーダー、ヨンファ(中井貴一)の妹であるらしい描写も
あるんですが、日本側の潜入工作員で、ヨンファたちの陰謀を止めようとする如月行(勝地涼)とのキスとか、
映画だけ観てても判らないシーンがあったり。
 他二作はともかく、これはDVDを買おうかなと思ってます。ついでに、あの分厚さに今まではどうしても
手を出す気にはなれなかった原作小説も買って読んでみようかな、と。ラストの、送り名書きのない郵便の
シーンとか、文章でどう表現されているのかちょっと興味もあるし。

■ツバサクロニクル 鳥カゴの国の姫君 △
 尺の長さ的にもTV版に準じていて、『xxx HOLIC』とリンクしたエピソードをTV版から持ってきた
感じ。むしろTVだと前後編に分かれていてもいい内容を無理して1話に詰め込んだ感じで、あくまでも
『xxx HOLIC』のオマケ。
 この国の知世姫と黒鋼の知っている知世姫が別人ということは、たくさん存在する平行世界のそれぞれに、
知世やサクラや小狼、黒鋼とかが存在するんだろうか? そういう存在同士が邂逅したりする局面もアリ?
いや、原作もアニメもほとんど観てないから、基本の基本、っていうレベルでしか設定を知らないんだけど。

■xxx HOLIC 真夏ノ夜ノ夢 ○
 ストーリーそのものは、古い屋敷に集められた人たちが次々に消えていくという、よくあるミステリ仕立て
なんだけど、物悲しくも救いのあるラストで、基本的には面白く観れました。
 ただ、原作からそういう描き方なのかも知れないし、あくまでわざとなんでしょうが、明らかに人間体型を
してないキャラクターたちが妙に怖いです。画面効果的に「気持ち悪さ」みたいなものを醸し出すのに寄与して
いるかも知れませんが、物語の怖さとは全く関係のないところで、というのはどうかと。

 それにしても、矢尾一樹ってチンピラ役を演じさせると天下一品ですね(笑)。


それでは今回はこの辺で。
 
 
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