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スカひら博が選ぶサイケデリック名盤350枚

 投稿者:ア・ガイ・コールド・ユキオ  投稿日:2017年 3月10日(金)18時23分24秒
  通報 編集済
  323位 近田春夫&ビブラトーンズ 「ビブラトーンズFUN」

唯一のフル・アルバム「ミッドナイト・ピアニスト」とミニ・アルバム「バイブラ・
ロック」を1枚のCDにまとめたもの。オリジナリティーにあふれたメロディー・
センスがウリで、「ほんとはジエントルマン」「ソファーベッド・ブルース」ほか、
名曲、珍曲が詰まっています。歌詞は凝った歌謡曲という感じで、近田さんの悪趣味
が全開です。中途半端なコードでつまびくピアノ、二度とひきはしないピアノのワン
フレーズ、とか、ついきのうまでいい女に見えてたなんて手品だね、とか、いい女って
なんでこっちに来ないの、とか。日本ヒップ・ホップ界のゴッド・ファーザーとして
君臨する前の試行錯誤。あくまでニュー・ウェイヴっぽいのですが、のちの活躍を予感
させる「AOR大歓迎」などヒップ・ホップ的な要素を感じとれる曲も多い。メンバー
は、ニュー・ウェイヴ・オールスター状態で、福岡ユタカ(ピンク)、窪田晴男(パー
ル兄弟)、岡田陽助(ビブラストーン)、矢壁アツノブ(ピンク、ビブラストーン)、
それに付け加えて「バイブラ・ロック」発売後のキーボードは、ホッピー神山(音楽王)
でありました。実験ポップスの最高峰。いまだやぶられていない日本記録。いい音楽を
残されたなと思います。

322位 ラ・デュッセルドルフ 「ヴィヴァ」

ジャーマン・ロック界の至宝にして異端児、ノイ!のクラウス・ディンガーによる
プロジェクトのセカンド。78年作で、プログレというより、彼らのパンク精神を
感じとりやすい作風。アップ・テンポの2曲目「ホワイト・オーヴァーオールズ」は、
クラウス・ディンガーと新文化であったパンク・ニューウェイヴのクロスオーヴァー
の結晶であり、1曲目、超名曲「ヴィヴァ」からの流れは、これでノレないという方は、
たぶん何を聴いてもロックを好きになれないんだと思わせられる出来。断言できる。
その後も、ドイツからは、DAF、デア・プラン、ノイバウテンなど、個性豊かな
感性をもったニュー・ウェイヴ・バンドが現われ、サイケデリック文化の影響を強く
受けた先時代のアーティストたちとは、また違った面白さでシーンを形成しました。
その中で、プログレ時代から、現代まで!、常に新鮮でありつづけたのが、ノイ!、
クラウス・ディンガーであったと言えましょう。
 
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