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スカひら博が選ぶサイケデリック盤350枚

 投稿者:ア・ガイ・コールド・ユキオ  投稿日:2017年 3月 4日(土)13時08分34秒
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  325位 ヤマジカズヒデ 「ソロワークス」

DIPのヤマジカズヒデがSSEから出した3枚のソロ・アルバム
「サンデイ・パフス」「クロウル」「400モアイ・アイズ」を
ボックス・セットにしたもの。インタヴュー形式で1曲づつの解説が
付いている。さて、今や「老舗サイケデリック・バンド」といわれる
ようになったDIPですが、もともとはギター・ポップで、ペイント・
イン・ウォーターカラーやシークレット・ゴールドフィッシュ(エレク
トリック・グラス・バルーンなんてのも)ぐらいさわやかでした。ペイヴ
メント、マーキュリー・レヴ、スピリチュアライズド、フレイミング・
リップスとかもベテラン・サイケデリックなのだとしたら、そういうこと
でしょう。ソロとしてのヤマジさんはアシッド・フォークというものに
こだわっている。具体的にどうなっていたらアシッド・フォークなのか、
代表的アーティストが誰なのか、説明出来ませんが、このボックス・セット、
アシッド・フォークとはなんなのか、わかった気になれます。DIPの最大の
特色である文学性のハイレベル・ハイセンスが楽しめます。他にこれだけ詩人
といえる人はまったくひとりもいないので、貴重な存在です。収録曲は、DIP
のレパートリーとしておなじみの曲群、例えば「ウォーター・カラー」。
北村昌士の曲「天使」。他の曲も大変興味深いし、妙な味わい。

324位 ニュー・オーダー 「ブラザーフッド」

愛されバンド、ナンバーワン。甘い声と甘いメロディー、唯一無比のバンド・
アンサンブル。「ウィアードゥ」「ウェイ・オヴ・ライフ」など、全曲、
極上のモダン・ポップであります。4枚目のアルバムにあたる今作、前作までの
ファンキーも初期のディスコ調もなく、同時期のジザメリ、もう少しあとの
マイブラとか、インディー・ロック全盛期の他アーティストと同じような感じで
ノリやすい。ただ、歌詞が暗い。大体の曲が愚痴で、そんなにこの世界が不満なら、
セレブなんだから、たくさんの人に聴いてもらえるんだから、こうしたら理想の
世の中になるんだというのを示せばよい、自分たちで世界を変えればよい、
愚痴ってるんじぁなく、と思います。「ステイト・オブ・ザ・ネイション」は、
たしか日本に滞在しているときに作った曲だったりするし、ニュー・オーダーが
今の世界を幻視できていなかったのだとしても、「君」はぼくたちに勝てない
と歌っているこのアルバムが廃盤じゃなければ、スカひら博もニュー・オーダーに
負けていると思っていません。今のニュー・オーダーにメッセージが届くのなら、
一言、まだ終わってない、まかしとけと言いたいです。
 
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